こんにちは!
1巡しましたので、再びきなこ屋の番です。
先日は工大祭でした!
↓↓↓振り返りも書かせていただきました↓↓↓
↓↓↓電卓氏の文才が光る後編も是非ご一緒に↓↓↓
ペンパを始めて以来、基本的に紙で作る/解くことはありませんでした。
今回の紙展示で、問題を目の前で解いて、感想まで頂くのは、それはもう…
言葉に言い表せないほど斬新な体験でした。
早くも来年が楽しみです!
さて、[前回]はペンシルパズルの大まかな魅力について書かせていただきました。
今回は何にしましょうか…
dual趣向について語りましょう。
dualは正式名称ではありませんが、要はこういう趣向です。
(問題☆)
シャカシャカ Lv.61
美術館 Lv.12
全く同じ盤面でありながら、2種類のパズルとして両立しています。
こういう趣向をdualと呼んでいます。
シャカシャカと美術館はどちらも0〜4の数字で作れるので親和性が高いです。
他には、ミッドループ+天体ショー、四角に切れ+塗らナイト、へやわけ+LITSなど。
当然ながら、これ、
作るのにめっちゃ時間がかかります。
基本的な作り方としては、それぞれの盤面を横に置いて、ヒントを1つ1つ足しながら、両方で上手くいきそうな配置を試していきます。
片方が破綻したり、唯二解になったらやり直し。
1セット2問のためにその5倍くらいの時間を費やします。
そうして出来た問題はまぁ綺麗。
とはいえ、現状だとまだまだ課題があります。
(1) 明確な手筋がない
基本的に成立させること自体が難しいので、意識して手筋を入れることはさらに困難です。
とはいえ、ある程度難しくなると、理詰め自体が手筋に近くなるので、難易度を上げることで手筋があると言い張ることはできます。
上の問題☆だと、シャカシャカでいう1の手筋、美術館でいう3と3の対向形などに当たります。
(2) 難易度が違いすぎる
☆では一目瞭然。(といっても美術館の方も入り口がそこそこ難)
シャカシャカと美術館ではヒントの強さが大分違います。というのも、基本的に三角形より照明の方が影響力が強いので、美術館の方が易しくなりやすいです。盤面が広いとこの差が顕著になってきます。
(3) 面白くない
☆は没問題です。
本末転倒ではありますが、dualは問題の面白さよりも、成立していること自体に意味があるものです。ゆえに完成図を解いてみると、想像以上にデコボコになってしまいます。
☆は初形がさらに対称形となってはいますが、手筋に一貫性がなく、盤面全体の難易度も統一していないとなれば仕方ありません。
時間をかけて作った割には、素晴らしい問題とはならない。
とはいえ、パズル作者であればぜひ1度はチャレンジしてほしい趣向でもあります。
成立させることの難しさゆえに、作る過程そのものがパズルといっても過言ではありません。
端まで綺麗に埋められた時の喜びはひとしおです。
ということで、今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました!
おまけの問題
シャカシャカ Lv.5
美術館 Lv.12
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